2008 冬 塾長のひとこと    数式は暗算で



中1の教科書に次の計算に似た例題が出ています。
2(3a+4)−5(6a−7)
みなさんはこの文字式をどのように計算しますか?
模範解答は、まずかっこをはずし、次に同類項をまとめて…と、3ステップをかけ
て丁寧に説明しています。しかし、理解し慣れてきたところで、そこでよしとしてはいけま
せんよ。少し冒険して、次のように暗算し、簡単に片づけられるようになりましょう。
まずは計算結果が○a+□という形の式であることをイメージします。そして○と□
に数字を入ればと考えて、
○=2×3−5×6=−24、□=2×4−5×(−7)=43
と暗算しながら1ステップでー24a+43と結果を出すわけです。
この方法は、中2、中3、さらに高校数学でも、同類項をまとめる計算で有効です
から、中1のうちにマスターしてしまいましょう。暗算を効果的に使えると、計算
が早く、しかも正確になり、肝心なところを考える余裕がでてきます。おまけに計
算途中の緊張感が心地よくなってきます。こうなったらしめたもの。
みなさんの中には数学が苦手だという人が居るでしょう。式変形に手こずり、計
算がコチャゴチャになって、道に迷ってしまい、全然おもしろくないという訳で
す。是非、中1のうちに暗算をマスターして、計算力をアップして下さい。きっ
と、その後の数学が楽になり、ゲームよりもよっぽど面白くなってきますよ。
数学に限らず、頑張れば勉強は快適になります。中1のうちに「頑張れば上手く
いくんだ」という感じをつかみましょう。指導に豊富な経験をもつ東京ゼミに、そ
のお手伝いをさせて下さい。

 


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