2009 春 塾長のひとこと    小学生のうちに


 部活から帰ってくると7時過ぎ。疲れていて夕食の後はもう何もできない・・・。就寝までのひとときはホッとしたいので、自分の部屋にこもってゲームか携帯メール。家庭での学習時間はほとんどゼロ!!これではダメとわかっていても、何をどうすればいいのかもう解からなくなっていて、どうしようもない・・・。こんな調子で来る日も来る日も過ごさざるをえない中学生がいっぱいいます。内面的には、さぞつらい毎日だとおもいます。
 原因は、小学校からのどこかの時点で、算数か読解力で消化できていないところがあり、それを放置してしまったためその後のことが分からなくなってしまったためです。学校の授業は、本人にとっては初めての事を習う連続ですから、それらを次から次と消化吸収していくのが大変なのは当然です。特に数学や英語は積み重ねてその次がある性質の教科ですから、ギャップをつくることはほとんど許されません。分からなくなったらその先はないのです。目には見えない恐ろしいほどの現実がここにあります。
 できる生徒は、ギャップをつくっても意識して早いうちにそれを補修しつつ進んでいきます。何をすべきかわかっているので家に帰ってきて無為な時間をただ漫然と過ごすことはないのです。このようになれば、学習でも部活でも充実した学校生活になるのです。
 小学生のみなさん、小学校時代の勉強のしかたで、その後の中学校、高校生活が充実して楽しいものになるかどうかがきまりますよ。小学校での学習内容でやり残しをつくったまま進学してはなりません。中学校では、部活と学校行事への参加などが、生徒一人ひとりの学習事情をほとんど無視して強制されているため充分な学習時間がとれないのです。

 


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