「はやぶさ帰還」 6月14日の新聞一面の見出しです。数年前(2005年)日本 の惑星探査機が、日本人の名を冠した小惑星「イトカワ」に着陸し、表面の岩 石採集を試みたニュースが注目を浴びました。当時、地球から見て太陽の反対 側に位置していた「イトカワ」の表面に数センチ刻みで近づいていったテレビ 映像を記憶されている方も多いと思います。 その時は、岩石採集のための弾丸発射の失敗し、さらに化学エンジンの燃料 漏れで、探査機「はやぶさ」の姿勢が乱れ、通信途絶となり、もはやそれまで と思われました。 ところが「はやぶさ」のプロジェクトチームは、地球帰還目標を3年間延期 し、計画を練り直します。するとその間、通信が復旧し、さらに太陽光圧を利 用して姿勢制御し、07年4月にやっと「イトカワ」付近を離れ、地球に向けて 出発。途中、先進的なイオンエンジンが1台故障し、帰還は危険的になるもの の、壊れたイオンエンジン2台を組み合わせて1台分の推進力を得るという応 急手段をとり、ついに今年6年「はやぶさ」を帰還させ、カプセルをオースト ラリアの砂漠に着陸させました。 月以外の天体との往復はこれが世界初だということです!理科系のこのチー ム、なんとクール、なんとカッコイイではありませんか。 小・中・高校生の皆さん。算数、数学に強くなって理科系の人間になりませ んか。東京ゼミは理科系対応でもどこにも負けませんよ。
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